こんにちは!アクアリウム歴15年の針井です
日本の夏は非常に暑く、冬は冷え込むため、コリドラスにとっては過酷な環境です。
そこで、コリドラスに最適な水温と、夏・冬の限界水温について解説します。
コリドラスを上手に飼育したい人は、この記事で紹介している水温を参考に調節してあげてくださいね。
水温管理に必須の冷却ファン・ヒーターは次の記事を参考にしてください。
コリドラスに最適な水温
コリドラスに最適な水温は24℃前後です。
一般的な熱帯魚よりも少し低い水温が適温になります。
1年を通して、20℃~28℃の範囲で飼育してあげるのがおすすめです。
夏のコリドラスの限界最高水温
夏のコリドラス水槽の限界水温は、30℃です。
30℃を超えると徐々に調子を落とす可能性が高くなるため、冷却ファンなどによる対策が必要になります。
水槽用クーラーも販売されていますが、大変高価なので、コストを抑えたい人は冷却ファンがおすすめです。
冬のコリドラスの限界最低水温
冬のコリドラス水槽の限界水温は、20℃です。
20℃を下回ると徐々に調子を落とす可能性が高くなるため、水槽ヒーターによる対策が必要になります。
水槽用のヒーターが販売されていますので、気温が下がる前に早めに設置してあげましょう。
夏の高水温時にエアレーションをする効果
夏の高水温時は冷却ファンで水温を下げるのがおすすめですが、同時にエアレーションをするのも効果があります。
高水温下では水中の溶存酸素量が減るので、酸素を供給する効果があるからです。
水槽レンタル事業を営むプロも夏場のエアレーションを推奨していますので、下記の動画も参考にしてください。
夏の高水温時に氷を入れるのはNG
夏の高水温時に、水槽に氷を入れて水温を下げるのは絶対にNGです。
コリドラスにとって、逆効果になってしまいます。
水温の乱高下は、高水温よりもコリドラスにダメージを与えてしまうので注意しましょう。
冬に水槽水温が下がってしまった時の対処法
ヒーターの故障などで水温が急激に下がってしまった時は、できるだけ早く新しいヒーターを購入してください。
その際、慌ててお湯を入れて25℃に戻してはいけません。
水槽レンタル事業を営むプロの方の対処法(下記動画)も参考にしてください。
冬の水換えの水温調整
冬は水道水の水温が低いので、水換えで水槽の水温が下がってしまいます。
水槽の水温が急激に下がると、それが数℃であってもコリドラスの調子が崩れる原因になるので、温めてから水換えするようにしましょう。
それぞれの方法について、わかりやすく解説しますね。
給湯器のお湯を混ぜる方法
冬の水換え用の水の水温を上げる方法の1つ目は、給湯器のお湯を混ぜる方法です。
水槽の水温に合うように、水道水に給湯器のお湯を混ぜていきます。
水温計による誤差をなくすために、水槽の水温計を外して水温を確認するようにしてください。
基本的にはこの方法でOK!
ヒーターで温める方法
冬の水換え用の水の水温を上げる方法の2つ目は、別水槽でヒーターで温めておく方法です。
水道から出したばかりの水は、圧力で二酸化炭素がたくさん溶け込んでいるので、二酸化炭素が抜けて水槽の水と水質が近くなる効果もあります。
ヒーターは高温になるので、事故防止の観点から、プラスチック素材のバケツなどで温めるのはあまりおすすめできません。
「こなれた水」になる!